エバーグリーン では、パーティーハント (以下、パーティーをPTと表記 ) は、単にキャラクターの経験値やアデナを稼ぐ 手段 であるだけでなく、リネの世界のあらゆる場所で狩りを楽しむ 目的 そのものとして考えています。
一見 ヤバい! と思うようなピンチを、息の合った連携で乗り越えることができたとすれば、何とも言えない達成感・充実感が得られること間違いなしです!

しかし、PTメンバーがそれぞれ独自の判断で行動をしていては、連携は巧くいきません。
例えばサッカーでは、フォワード、ボランチ、ディフェンダーなどの役割に応じて、場面ごとに自分のやるべき事をこなしてチーム全体を連携させる様に、PTハントでも、各人 ( 各クラス ) の持てる力を発揮できるよう、役割分担を決めて狩りに臨みます。

PTの役割といっても、前衛・後衛といった漠然としたものではありません。
エバーグリーン では、PTの役割を以下のように定義し、PTメンバーの構成によっては、一人でいくつかの役割を兼任します。


役割名 PTリーダー
主な役割 狩場の選定、狩りの進行管理、ドロップ品の分配作業を担当します。
その時のメンバー構成と狩りの目的に合った狩場を選定します。
狩り中は、他の役割も兼ねますが、常に画面全体に気を配り、現在の状況を冷静に捉える必要があります。
また、状況に応じて休憩や撤退などの指示も行います。

適任者 取り纏めを行う役割なので、どのクラスがやっても問題ありません。
ただし、常に画面全体を見渡し冷静な状況判断が必要なため、あまり多くの役割を兼ねるのは避けます。

役割名 タンカー
主な役割 モンスターにFA ( First Attack = 先制攻撃 ) を行うことでモンスターのターゲットを自分に集め、PTの受けるダメージが分散しないようにします。
これにより、ヒーラー ( 後述 ) の負担が軽減されます。
また、いち早くモンスターにFAを行えるように、PTを先導して索敵します。

適任者 タンカーの条件は、打たれ強いことです。
HPが多く、ACによる防御効果が高いナイトが適任です。
次点は、エボニーワンドや魔法スクロールを使わなくてもFAができて、回避能力も高いダークエルフになります。

役割名 アタッカー
主な役割 タンカーと一緒にモンスターを攻撃し、ダメージを与えます。
ただし、自分にモンスターのターゲットが移らないようにする工夫が必要です。
戦況 ( モンスターの湧き具合 ) によっては、一部のモンスターのターゲットをタンカーから剥がして一時的にサブタンカーになるか、剥がしたモンスターを引き回して無力化します。

適任者 モンスターにダメージを与える役割なので、全クラスが適しています。
ただし、前線に立つ危険度と、他に最適な役割があることから、ウィザードがアタッカーになることは稀です。

役割名 ヒーラー
主な役割 PTメンバーの回復 ( 状態異常の回復を含む ) を担当します。
適切なタイミングで確実に仲間を回復できる必要があるため、次の戦闘までに自分のMPが最も多くなるように行動します。
状況によっては何もしない ( 移動も攻撃もしない ) ことも重要です。

適任者 高い魔法能力と潤沢なMPが求められるヒーラーと言えば、ウィザードの天職と言っても過言ではありません。
B2SでMP回復ができるエルフもヒーラーを担当することは可能ですが、それでも、INT型、WIS型、水属性などの条件が備わっていないとMP管理が苦しいです。

役割名 バッファー
主な役割 PTメンバーにエンチャント魔法を掛け、PT全体の攻撃力や防御力を底上げします。
エンチャントが切れるまではMP回復をしつつ、アタッカーとして攻撃に参加することが多いです。
また、戦況によってはサブヒーラーとして回復にまわり、ヒーラーの手助けをします。

適任者 エンチャントならウィザードが最適と思われがちですが、MPの消耗が激しいことと、エンチャント魔法は術者のステータスの影響を受けないことから、どちらかと言うとエルフが適しています。
PTメンバーにオーラ魔法を掛けることができる君主も適任です。

役割名 デバッファー
主な役割 バッファーとは逆に、モンスターに状態異常化 ( デバッフ ) 魔法を掛けて弱体化させます。
戦況に応じてデバッフしますので、通常は他の役割を兼任します。

適任者 デバッフ魔法は、対象モンスターとのレベル差やINT値の影響を受けるため、INT値の高いウィザードが適しています。
ウィザードが持っていないデバッフ魔法を持っているエルフも役割を担うことができます。